ユニクロ・GU・しまむら…個性を求める時代に応じた多色展開がお花にも求められている?!
- 2019.08.31
- 色彩心理学
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こんにちは!
プリザーブドフラワーのオンラインショップ ohanabakoのお店を運営している、おはる(@ohanabako)です☺
生活が豊かになり商品が飽和状態となった今、商品の色にも自分らしさを求める傾向がある
主な家電製品のことを〈白物〉と呼びます。
昔の家電製品は、洗濯機、冷蔵庫などの大型のものが必ず白だったため、こうした呼び方が定着していったようです。
しかし、家電製品の機能がほぼ完成形に近く、新機能をつけるよりも、多色展開することによって新しいニーズが生じることを、証明する時代が平成だったと思います。
多色展開したユニクロの戦略は、様々な業界に影響を与える
平成の時代は、機能的な面ではほぼ完成形に近づき、機能面で商品の個性化をするのが難しくなった時代でした。
ファッション業界にとどまらず、車、家電、家具や小物や建物までも、色を選べるようになった私たちは、生活トータルで設計できるようにまでなりました。
壁紙がベージュだから、ソファは落ち着いたグレージュにしよう、とか、私のファッションのイメージカラーは原色に近い赤や黄色が多いから、家電も赤色を基調のものにしよう、とか。
女性は流行色の洋服を着て、それに似合うメイクをし、そのコーディネートに会った靴やバッグを持ち、そんな〈私〉が持つステーショナリーの色も、それを置く机などの家具、室内のインテリア、しいては車のボディカラーも、その〈私〉にマッチしたイメージが欲しくなるというように。
(私の好きなyoutuberさんの〈あさぎーにょ〉は、自分をよく知り、カラーのチョイスや小物のチョイスも抜群のセンスを持っています。)
ライフスタイルを、色でデザインする時代
こうして業界ごとに分断されていた色の流行や人気は、もはや業界ごとのものではなく、ライフスタイル全体の流れの中から生まれています。
自分のライフスタイルを自らデザインし、それを楽しみたいという気持ち。
どんなイメージの中に自分がいることが快適と感じられるのか、それが生活の色を決定する時代となっています。
花も、インテリアの一部として、グリーンを選ぶ、イエローを選ぶ、など、こだわりのある購入の仕方をする人も増えているような気がします。
花を贈る人の個性も、自然と出てしまう時代
プリザーブドフラワーや、ドライフラワー、上質な造花など、生花とは別の形態のお花の種類や色も増えたことで、作り手側もより、豊富なデザインや色で花を作ることが出来るようになりました。
選択肢が多くなると、楽しいのと同時に、どれを選んだらいいのかわからない、といった問題も出てきますが、どんなシーンで、どのような年齢の人で、どんな性格の人にぴったりなものを選べばいいのか、ということを、私自身伝える努力をしていければいいなと思っています。
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