インターネットで花を買うという行為。
- 2019.10.07
- あなたにパワーをくれるお花と色 色彩心理学
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お店を見つけていただきありがとうございます!
こんにちは!
プリザーブドフラワーのオンラインショップ ohanabakoのお店を運営している、おはる(@ohanabako)です☺
オンラインショップのお客様との関係は無味乾燥なのかどうか。
今年に入って、お花を通して人とお会いすることが多くなりました。
私はずっとオンラインショップを運営していたので、ずっと部屋に閉じこもって、お花と向き合い、ノートパソコンの向こうのお客様と向き合っているというのが通常運転。
基本的に一人でお花を作り、一人でお客様と対話し、一日が終わるという生活でした。
先日お会いした方に、「それってとても無味乾燥だね。」って言われたんですが、「ホンマにそれな。」って思う気持ちと、「一見、お客様との関係はそういうドライな関係に見えるかもしれへんけど、実はそうじゃないよ。」っていう二つの感情が入り混じる複雑な気持ちになりました。
※ 「無味乾燥」という言葉の解釈については、二人ですり合わせしなかったので解釈が違う場合があるかもしれないけど、私個人の見解では
〈無味乾燥〉…薄いコミュニケーションによる関係。そこに言葉を交わしたり、触れ合ったり、微笑みあったりという心があったかくなるような交信がなく、テンプレートを当てはめたような、事務的なコミュニケーションで成り立つ関係。
という解釈でお話を聞いていました。
インターネットでのお客様と店員との関係づくり。
オンラインショップでお花を買うとき、お客様はどんな気持ちで私を訪ねてくれるのだろうと考えた時、考えうるのは、
・お花の商品の写真を見て、素敵だなと思ったから。
・購入レビューを見て、安心して買い物ができそうだと思ったから。
という二つの理由が多いのかなと思います。
実際に、私自身もインターネットで買い物をするとき、〈購入ボタン〉を押すに至るまでは、この二つの理由がまずクリアしていることというのが第一条件。
花に限らず、ありとあらゆるものを、どこにいても買えるようになったこの時代で、〈モノを買う〉という行為に至るには、
〈自分が欲しいモノ〉が、〈誰かの説明無しに、どんな人が売っているかもわからない状態〉で、〈いかに安心して信用して自分の手元に届くか〉というのが一番の条件です。
そこに〈人とのコミュニケーション〉や〈誰から買うか〉ということは重要視されていない、と考えると、お客様との関係は〈無味乾燥〉と言われても仕方ないし、実際そんなお客様との関係でも、お客様がかえって満足する場合もああると思うのです。
インターネットでモノを買う、ということに対する一番のお客様へのメリットは、
・現地に行かなくても物が手に入る(=移動する時間や手間や交通費が省ける)
・実際の店舗では売っていないような、レアなものが手に入る
・世界中の商品が手に入る。(=日本全国や、海外にしかないものの情報を、どこにいても知り、取り寄せることが出来る)
・店員さんとの(ときに自分には不要と思えるような)会話やコミュニケーションを簡略化し、時短的に買い物ができる。
ことが挙げられます。
まさに現代人にとって、今や〈インターネットでモノを買う〉ことに、いかに安心して、簡単に手に入れることができるかというのが課題なはずなんです。
それでも、私はお客様とのやりとりで、涙が溢れそうになったり、心がジーンとする瞬間をいくつか体験してきました。
欲しいものを見つけて、〈購入ボタン〉を押して、必要事項を連絡するだけで済むようなインターネットでのお買い物に、わざわざ
「とっても素敵な商品を見つけて嬉しいです。
商品が手元に届くのを楽しみいしています。」
という言葉をいただいたり、
「商品が無事に届きました。開けた瞬間、お花を見て感動しました。
友人に私て、友人の笑顔が見られるのが今から本当に楽しみです!」
という言葉をいただいたりするときに、私は
〈無味乾燥〉でも済んでしまうインターネットでのやりとりの中で、溢れる気持ちが見える
ような気がして、嬉しくて堪らなくなるのです。
溢れてしまう気持ちを、表現してしまうくらいのお花を、私は作り続けたいし、応えていきたいという気持ちに包まれます。
多分だけど、〈インターネットでモノを買う〉というのには、〈お客様が店員との関係を簡素にできて簡単に買える〉というメリットがあるのと同じく、
〈店員自身も、お客様との関係を簡素にできて、沢山のお客様に商品を届ける〉というメリットを、お店側も享受できるという見返りもあって。
でも、実際にある店舗でも、それは同じで。
お客様と店員との関係が、いくら目の前に人が居ても〈無味乾燥〉に感じることがある。
「私のこと、ちゃんと見えていますか?」
という接客に合うことも、あるのではないでしょうか。
・店員さんが全く目を合わせてくれない。
・いかに手早くお客様を回せるか、ということだけにしか意識が向いていない。
・店員さんの対応がとっても不愛想で、とても悲しい気持ちになった。
だから、これからの未来では、〈インターネットでモノを買う〉ことに、〈いかに気持ちを通わせることができるか〉というのが、課題なのかと思います。
どれだけ安心して、モノを買えるか、という中には、お店がどれだけの気持ちをもって商品を届けようとしているか、というのは、お店が発信するメッセージや写真から、自分の目で、感じる心で選んでいく直感が必要になってくるのではないでしょうか。
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