表現者として。自分を伝えるための技術(3)【作品を通して自分の感情を伝える】

 

こんにちは！
プリザーブドフラワーのオンラインショップ ohanabakoのお店を運営している、おはる（＠ohanabako）です☺

机上の空論より、【お花がこんなに可愛い】を伝えるために

昨日、スタッフの子とお話していたら、

「ずっとお花を作っていて、お花を作るのがしんどい時期はなかったんですか？」

と質問されました。

 

今、春のスタッフとしてお仕事に来てくれている彼女は、彼女自身、将来自分のお店を持って、ドライフラワーのスワッグやリースを販売していきたいと考えている子でした。

 

彼女曰く、

日々の生活がせわしく過ぎていく中で、いざ空いた時間にお花を作ろうと思っても、前向きになれない。

なかなかイメージが下りてこなくて手を動かすことができず、時間だけが過ぎていってしまって、焦りでいっぱいになって、結局一日を無駄に過ごしてしまったように感じて、自信を無くしたまま一日が過ぎてしまう。

手を動かしてお花を作っても、私の作品のクオリティでは、あまり収益を見込めないと感じてしまい、モチベーションが上がらない。

 

といった悩みでした。

 

好きなことだと思って始めたお仕事なのに、好きなことさえ続けられなかったり、収益が出ないと思うと手が動かない自分に嫌気がさす。

 

負のスパイラルに入ってしまっているのはわかっているのに、抜け出せない時期。

そういうとき、あるよね。

私も振り返ってみると、そんな時期もあったなぁと思いました。

 

「5000円の販売価格の商品を作るには、原価が2000円以内でないとだめだから、この花材と資材を使って作ろう。あまりサイズが大きすぎたら原価が超えてしまうな。このお花を使ったら予算オーバーだよな。」

 

こんな気持ちでお花を作ってみると、実際に自分の納得のいく作品ができなかったり、もちろん結果が出ない（売れない）と、次の作品を作る意欲さえ無くなってしまうんですよね。

 

このままの状態を続けると、自分の可能性を自分で減らしてしまっているということに気づかないまま、最悪、活動自体を辞めてしまうこともあります。

 

そこを乗り越えるにはどうしたらいいでしょうか。

 

 

自分の感情や想いを作品にのせる。

私もある時期まで、販売単価とか原価とか送料とか、頭の中で算段をしながらお花を作っていた時期があったんですが、その時期ってやっぱり結果も出ていない（収益が出ていない）です。

 

数字で頭がいっぱいになって、枠にとらわれていますもの、

そんな枠の中で、自分の中から最高の作品ができるわけがないんです。

 

そんなものはお客様自身も見抜いてしまうのです。

 

このお花が可愛いんだ、

このお花の色とこっちのお花の色を組み合わせるともっと可愛いし、このフレームに入れるとお花がもっと引き立つんだよ、

春だから、お客様にも春を感じてもらえるようなお花にしたいんだよ、

お祝いのお花だから、明るくて華やかで、ご注文者さんの想いがいっぱい伝わるようなお花がいいんだよ、

 

そうやって、自分の想いをお花に込めるとき、自然といい作品ができあがるんです。

これ以上に無い、自分至上最高のクリエイティビティが発揮されるんです。

 

これは、今の時代に人間にしかできない、自分にしかできない能力なんです。

自分の感情や想いを、作品を通してお客様に伝わった時に、はじめてお客様が認めてくれて、結果としてあとからついてくるものなんです。

 

それに気づいて実感したのは、お店をやり続けて5年目のこと。

この5年間の想い、やっとお客様に伝えられ始めたし、伝え方がわかるようになりました。

【好き】は、きっと自分の前に立ちはだかる壁を超えさせます。

 

自分を信じて、やり続けること。

言うのは簡単だけど、続けてきたからこそ、続けることの大切さが身をもってわかるようになりました。

 

 

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