体験型ナイトウォーク【アイランドルミナ(ISLANDLUMINA)】。私なりの本気の感想。

体験型ナイトウォーク【アイランドルミナ(ISLANDLUMINA)】。私なりの本気の感想。
no-img2
おはる

お店を見つけていただきありがとうございます!

 

こんにちは!
プリザーブドフラワーのオンラインショップ ohanabakoのお店を運営している、おはる@ohanabako)です☺

長崎伊王島アイランドルミナに行ってきました


先日、長崎市内からクルマで約30分の伊王島にある、体験型マルチメディア・ナイトウォーク「アイランド ルミナ(ISLAND LUMINA)」を体験してきました。

「アイランド ルミナ(ISLAND LUMINA)」とは何ぞやというと、デジタルアートに彩られた自然のなかを歩きながら、その世界観を五感で体験するという“ナイトアトラクション”です。

 

アイランドルミナ公式ホームページ↓

https://www.islandlumina.jp/

 

前回の記事でも簡単に紹介しましたが、この異世界を創ったのは、

カナダのMoment Factoryというデジタルアート集団。

 

シルク・ドゥ・ソレイユやマドンナ、スーパーボウルのハーフタイムショーなどの演出を手がける、世界最高峰のアーティスト集団で、この長崎の「ISLAND LUMINA」に続き、安室奈美恵のファイナルツアーの演出や大阪城公園で開催されているナイトウォーク「SAKUYA LUMINA」、ダンス・剣劇・殺陣・ミュージカル・日本舞踊などが入り乱れるショー「KEREN」のビデオコンテンツなどを手掛けています。

 

体験型ナイトウォークアイランドルミナ。今までのエンターテインメント系アトラクションとの違いは。


体験した感想を述べたいのですが、言葉で説明できない。

「四の五の言わないから、まずは行って体感してほしい。」

というのが、正直な感想です。

 

あんまり前情報を持たず、期待も持たず行った方がむしろ楽しめるんじゃないかというくらいなので、行く前の人は一旦ここで読むのを止めていただいて、実際に体感してから読んで、そうだったよね~と共感してほしいです。

 

というわけで、ネタバレありな内容もお話します。

 

アイランドルミナの入り口。

ここで、スタッフの方に、光を当てると赤やブルーに光るクレヨンでボディペイントをすすめられます。

娘と行きましたので、迷わずお顔にペインティング。

そのあとちゃんと、スタッフさんが各自のスマホで写真撮影をしてくださります。

 

入る前からテンションあがりますね。

ワクワク感が高まる演出です。スタッフさんもテンション高くて、まるでディズニーランドのアトラクションが始まるみたいです。

 

入り口はこんな感じで、もうとにかく、ディズニーランドのアトラクションと違うのは、伊王島の自然にあるものをそのまま活かして作られているということ。

アトラクションを作るには、一つの建物を用意しなければならなかったはずが、このアイランドルミナは、伊王島の一部の森をまるごと使って空間をデザインしている。

この点が、今までのテーマパークの一部でしかなかったアトラクションとはまるで違うところ。

 

入り口を入ると、このナイトウォークのストーリーを説明する看板があります。

公式ホームページにも掲載されているので、このストーリーを読んだからと言って、体験の価値が下がるかというと、そんなことはないので、一応載せておきます。

 

魔法の宝石を探す旅

闇に支配された島にユラという少女がいました。
村人たちの話を偶然聞いてしまった運命の夜、この少女の物語が始まります。

魔法の宝石がなくなった時、暗闇がやってきたというこの地に伝わる伝説があります。
ドラゴンが天空より宝石を盗みさったと言い伝えられているのです。
ここまで追ってくる強い心を持った者はいないだろうと、
遥か昔に難破した謎の船にドラゴンは宝石を隠しました。
事実、いままで誰もそんな勇気を持った者は現れなかったのですが……

ドラゴンのすみかに辿り着くには村のある井戸から秘密の通路を行くしかない事を突き止めたユラ。
好奇心に駆られたユラは宝石を見つけ島に光を呼び戻すため、旅に出ます。

ユラの行く手にはいろいろな困難が待ち受けています。
途中で出会う仲間に支えられなければ、旅を続けることはできません。
幻想的に光る不思議な水中世界。
恐ろしいドラゴンから宝石を奪い返し、闇の世界になってしまったこの島に光を取り戻すため、
ユラと一緒に冒険の旅に出よう!

 

ワクワクするよね~期待が膨らむストーリーテラーです。

 

 

こんな感じの森の中や海岸など自然の中を4~50分くらいは歩くのです。

山の中なので、高低差もある。普通に息が切れそうになる階段や、トレッキングコースを思わせるような足元の道もある。

 

自分が本当に、物語の主人公になったような没入感は、ディズニーランドのアトラクションのそれとは、本当に規模が違います。

私は、こういう体験型アトラクションをしても、どうしても分析癖がついているので、「なるほどあそこの機械がこういう演出をしているのね」とか

冷静に見ちゃうのですが、このアイランドルミナ、なんせ、本当に夜の森の中を歩いて進んでいくので、ネタバレ的な、夢の世界を壊すような景観が、見ようにも見えない。

当然のことながら、夜にしか営業されていないアイランドルミナ。

明るい場所で、どのような仕掛けがあるのかを、全く知ることができない。

ここがとても、この自然を使った、ナイトウォーク限定の、最大の素晴らしい点かなと思います。

仕掛けを知ることができないって、興味をそそりますね。

 

基本的には、ストーリーを歩き進めながら、途中で出没するプロジェクションマッピングのプロジェクタースクリーンを観ると、ストーリーが進んでいきます。

 

主人公のユラちゃんを始め、出てくる登場人物は基本的にノンバーバル。(言語を話さない。)

なので、ストーリーは、各個人で想像を膨らませる余韻もあります。

エンターテインメントって、世界共通言語なんだなと再確認させられる演出。

ただ、子どもや、あまりこういうファンタジー系を好まない人には、結果「?」な感じというか、「何が言いたかったの?」ともとれるかもしれないなぁと、最後まで体験を終えた時に思いました。

 

この体験型ナイトウォーク、ディズニーランドのアトラクションとも比較できますが、VR(バーチャルリアリティー)の体験とも、同列とは言えないとも比較できます。

 

VR(バーチャルリアリティー)。

実はこの長崎旅で、このアイランドルミナの翌日にハウステンボスに行ったときに、人生で初めて体験したのですが、異世界・仮想現実に没入するという点で似ている。

でも、一番違うところは、VRは基本的に個人単体が仮想現実に没入する孤独感がありますが、アイランドルミナのような体験型ナイトウォークは、一緒に同行するメンバー同士で、感動や体験を共有できるというところ。

 

これは、本当に私個人としては体験型エンターテインメントとしては圧倒的に軍配があがるのではと思いました。

異世界への没入感、仮想現実に自分を移動させるという、最先端のエンターテインメントで、その異世界の中で、人間同士の感情が繋がるというのは、最先端技術を駆使したエンタメ=VRよりも、元々の仕組みの段階から圧倒的に勝っていると思います。

 

やはり、エンターテインメントがどんなに発達して、刺激的な感覚を得られるようになったとしても、人間同士の感情がシェアされなければ、感情の最大値は限界があるのではないかなと。

 

感情のシェアができるエンターテインメントは、逆に青天井のような気がします。可能性は無限大ってこと。

 

ここまでできるようになった人間が作っていく未来の世界は、どのような姿になっていくのか、本当に末恐ろしいような、でもワクワクも止まらないような気持ちになりました。

 

今年は、大阪城ナイトウォークのサクヤルミナにも行ってみたいと思います。 

さあ私は、この未来の世界で、どのようなエンターテインメントを表現していけるだろうか。