花が心を癒すのはなぜか。〈お花屋さんはカウンセラーでもある理由〉
- 2019.10.18
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こんにちは!
プリザーブドフラワーのオンラインショップ ohanabakoのお店を運営している、おはる(@ohanabako)です☺
「花を見ると綺麗だと思う。」気持ちは、文化や習慣や記憶がそうさせている。
花を見て、
「キレイだな。」「可愛いな。」「癒されるな。」
と思ったことは、誰しもあるかと思います。
「花が好きだな。」という自覚が強い弱いはあれど、〈花を見ると綺麗だなと思う〉というのは誰しもあると思います。
とりわけ日本人は、春になると〈お花見をする〉という文化が根付いているので、子どもの頃から、〈花を見ると綺麗だなと思う〉お花見の体験とか、〈花を見た時に、家族と一緒に素敵な時間を過ごした〉という記憶が、〈花〉に関する良いイメージを育てているのだと思います。
嬉しい気持ちに寄り添うときも、悲しみの中に手向けるのも、お花の役割。
花には神秘の力が宿るとされ、日本でも世界でも、古来から神楽の儀式のときなどに神さまと交信する際に花を飾ってきたり、故人に手向けるお供えとして、死者に花を持たせてきました。
また、素晴らしい功績を残した人へのお祝いの気持ちを花束に託したり、悲しい別れと同時に、新しい環境へ身を置く人への応援や餞別に花束を渡したりと、気持ちを伝えるメッセンジャーとして花はプレゼントされてきました。
現代は、プレゼントするのにも何を選ぶか迷ってしまうくらい、いろんなアイテムやツールがありますが、時代をさかのぼるほど、花より優れた〈気持ちを伝えるアイテム〉がなかったことと、花を見て癒されて欲しい、少しでも元気づけたいといった贈り手の気持ちを託す存在として花がふさわしいとされていことが、花が心を癒す理由なのだと思います。
というか、自然とそう教えられてきた、というのもあるんだと思います。
花が心を癒す本当の理由。
〈花が心を癒す〉と言いますが、〈漠然とそう感じる〉、〈そう教えられてきたような気がするからそう感じる〉といった〈感覚的〉な理由からくるものです。
じゃあ明確な根拠は何?と言われると、はっきりと答えられない謎がいっぱいなのも事実です。
なので、最近は〈花セラピー〉や〈フラワーセラピー〉という、花というツールを使った心理学的な学問で深く探求する協会さんが増えました。
なぜ花は人を癒すのか?
きちんとした根拠に基づく理由が欲しい、という気持ちが、花セラピーという概念を作ったのだと思います。
でもよくよく考えてみると、花以上に、一つ一つが色彩豊かで、いろいろな顔があって、姿がある生き物はいないんです。
生き物は皆、命があって、顔があります。
ただ、花のような色彩をもって、ただそこにあるだけで姿が美しいものを、なぜ神様がお作りになったかというと、他の生き物(動物)に、〈美しさ〉や〈癒される〉という感覚を与えたかったからに他ならないのです。
そして、人間はそのことを、潜在意識の中で知っているに違いないと思うのです。
そして、お花屋さんは本当にお花が好きな人です。華のある仕事に見えて、現実的には想像を絶する仕事環境の中、それでもお花を愛でて、花組見ている人が多い。
素敵なお花屋さんは、その〈お花が好きだ〉〈お花の美しさを伝えたい〉と、全力投球しているのです。
〈お花の美しさ〉や〈花を見て心癒される感覚〉を伝えるべく、私は今日もお花の制作に向かい、〈あなたを癒したい〉と、情熱をお花に込めるのです。
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