コーチング・コンサルティングと、セラピー・カウンセリングの違い。

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今週は、色彩心理学療法士の3級養成講座の3日目が終わりました。

実践ワークでは、

「今日の私を野菜か果物から1つ選んで自由に表してみよう！」

でした。

（これは何でしょう～か♫）

このワークでは、「今日の自分の色」を最初に決めて、それから「今日の自分の野菜または果物」を描いていくというワークでした。

書いた後は、受講生同士ペアで、お互いの絵について話しました。

「これは何の野菜（果物）ですか？」から始まり、

「これを描くときはどこにこだわりましたか？」とか

「トマトはいつもあるものですか？」

と質問したり、答えたりするワークでした。

私は比較的、真面目な感じの絵なんですが、一緒に受けていた方は、「スッとこの野菜が下りてきた。」と、見たことのない野菜の絵を描いている人も多くて、一緒にするワークが多ければ多いほど、笑いや会話が増えるワークだなぁと思いました。

私は、色彩心理学療法士のガイダンスセミナーを受けてから、一つだけわからいことがありました。

それは、〈療法士がクライアントに対してどんなゴールを用意するか〉ということです。

3回目の授業で、〈クライアントがゴールを用意すること〉は、療法士（セラピスト・カウンセラー）の目的とは少しずれていることが分かりました。

【コーチングとコンサルティング】

コーチングとコンサルティングは、行動変容を目的としますが、そのアプローチが異なります。

コンサルティングでは、コンサルタントがクライアントにヒアリングした情報をもとに、目標を達成するための戦略を考え、行動プランを考え、その答えをクライアントに与えます。

一方、コーチングでは、コーチング・カンバセーション（対話）と呼ばれるコミュニケーションのプロセスを通じて、クライアント本人に目標を達成するための戦略を考えさせ、自分自身で答えを見つけることを促すアプローチをとります。

【セラピーとカウンセリング】

コーチングとセラピー、カウンセリングは、それぞれ目的が異なります。

セラピーやカウンセリングは、主に、現在抱えている問題を解決するために使われます。

そのためにカウンセラーやセラピストは、その問題が生じる原因を探るため、クライアントとともに過去を振り返り、さまざまなことがらについて深く掘り下げていきます。

一方、コーチングの目的は、未来に向けて相手の行動変容を促すことです。

つまり、相手が未来に向けて行動を起こす、あるいは行動を変えるというのが、コーチングの成果を測るひとつの指標となります。

コーチは、クライアントが目指す状態を手に入れるために、クライアントのおかれた現状、そして目指す状態をできる限り明らかにし、それを実現させるためにどうしたらいいかをともに考えていきます。

つまり、コーチングでは、主に現在と未来に焦点を当てます。

このプロセスの中で、未来に向けて行動を起こす際に障害となる問題を解消することもありますが、それは主要な目的ではありません。

また、コーチングは、目標や目的を明確にもち、それを達成したいと願う人にしか機能しません。

これ、過去と現在、現在と未来に焦点を充てるという意味では、全く別の役割をしているなぁと思いますが、〈クライアントと対話する〉という点では、どちらか一方が必要ではなく、どちらも必要だよね～という感じ。

だって誰かに相談するときって、「自分の話を聞いてほしい」し、「自分で解決もしたい」し、「どんな未来への選択ができるかのヒントが欲しい」もんね。

相談者だって、本当は自分の悩みを解消するための方法がわかってなくて、導いてほしい気持ちもあるし、自分で突破したいという気持ちもあるはずなんです。

結局のところ、療法士として、過去から今の問題を解決することはもちろん必要な技術ですが、コーチング・コンサルティング・セラピー・カウンセリング全てにおいて、相手の立場に立って、コミュニケーションをとっていくのが真髄だなぁと感じています。

長くなったので、次回へ続く。

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